猛暑が続く日本列島、熱中症などにならない為にもエアコンの冷房は必要不可欠です。
しかし、上がる電気代は生活費を直撃!
どうすれば少しでもエアコンにかかる電気代を安く出来るでしょうか?
電気機器の中で一番電気代が掛かるのは、やはり・・・
エアコンの使用は現在日本では必須となっています。特にシニアの方々にはこの暑さは命に係わります。
しかし、電気代がやはり気になるところ。
経済産業省の資源エネルギー庁が午後2時の各世帯の電気使用率を調査したところ、このような調査結果が出ました。
各電気機器の中で、エアコンの電気使用量は約60%を占めています。
「つけっぱなし」と「こまめに切る」電気代はどっちが安くなる?
エアコンは通常、室温を設定温度まで下げる際にフル稼働し、一番電気を使用します。
各家電メーカーが独自に調査・検証したデータによりますと、“時間帯や環境により「つけっぱなし」にしておいたり「こまめに切る」方がいいなど、臨機応変に変えた方が消費電力を抑えられる”とあります。
パナソニックやダイキンによりますと、外気温が高く室温も上がりやすい日中は「つけっぱなし」、朝や夜、雨の日などの比較的外気温が低めの日は「こまめに切る」方がエアコンのフル稼働時間が少なくなるので消費電力を抑える事ができるという事です。
猛暑の日中の冷房は、節約の為と室温が下がったらエアコンを切り、また暑くなってきたからエアコンをつける、の繰り返しでは、その都度エアコンがフル稼働するので、逆に消費電力が増えてしまう、そんな暑い日はエアコンはつけっぱなしにして、室温を省電力稼働で維持する方が消費電力は抑えられるという事です。
逆に気温が少し低めの日は、エアコンを切っても室温は長く維持されやすく、再びエアコンをつけてもすぐに室温が設定温度まで下がりやすいので、消費電力は少なく済むそうです。
その日その状況で「つけっぱなし」にしておくか「こまめに切る」か、臨機応変に対応する事が、消費電力を抑えて電気代の節約をする最良の方法のようです。
ひと手間&オプションでエアコンを効果的に使う
エアコンのフィルターは定期的に洗いましょう。
埃などによるフィルターの目詰まりは、機能の低下、余計な電力消費、また故障の原因にもなります。室内で猫や犬を飼っておられるご家庭は特にご注意ください。
外出時やエアコンを使わない時間帯は、エアコンのコンセントを抜いておきましょう。
多少なりとも待機電力を使わずに済みます。
ちょっとひと手間掛かりますし、エアコンのコンセントは高い位置に取り付けられている事が多いので、コンセントの抜き差しの際はお気を付け下さい。
エアコンを付ける前に部屋の空気を入れ替えましょう。
エアコンを付ける前に蒸し風呂のようになった部屋の空気を、一度窓を開けて入れ替えてからエアコンを付けると、エアコンの設定温度までのフル稼働時間が短くなるので、少しは消費電力を抑える事ができます。
カーテンを断熱効果のあるものに変えると、外気温が入りにくくなり、エアコン使用時に冷えた空気が温まりにくくなります。
部屋の温度を冷やすという観葉植物「リュウビンタイ」を置いておくと、光合成の際に蒸散効果があり、周囲の温度を下げてくれるそうです。
室外機カバーって効果あるの?
エアコンは、エアコンが 部屋の空気を“室外機”に送り、室外機がコンプレッサーを用いて冷えた空気を作り出し、その空気をエアコンが部屋に送り出しています。
つまり、外で室外機がサンサンと太陽の光を浴びて熱々の状態で稼働すると、冷えた空気をうまく作り出す事ができず冷房の効きが悪くなります。
そうすると、エアコンを負荷がかかった状態でフル稼働させるので、余計に消費電力が増えたり、エアコン自体の寿命も短くなってしまいます。
一般社団法人 省エネ推進協議会によると、「遮光ネット(遮光率85%)で室外機を囲み遮光したことで、10%程度の省エネ効果があった」と発表しています。
大手空調機メーカーのDAIKINや三菱電機も、エアコンの節電方法として「室外機への日射を防止して、空調効率を向上させる」ことを推奨しています。
ですので、室外機カバーは、エアコンの効き、電力の節約にとても効果があるんです。
経済産業省も、省エネの観点から室外機に直射日光が当たらないように対策することを勧めています。
(※室外機の近くに遮蔽物を置かないようにしましょう。熱がこもったり、ファンの風を遮ると逆効果になります)
「でも、室外機のカバーって?」とお思いの方、手軽なものからお洒落なものまでたくさんあります。
どれを使われても、室外機の効率を落とすことなく、電力消費を抑えてくれますよ。
エアコンの消費電力を抑える方法7選 まとめ
家電の中で消費電力が一番高いエアコン、しかし使わないと夏を乗り切れない。
そこで「エアコンの消費電力を抑える方法7選」を実施してください。
- 状況に応じて臨機応変に「つけっぱなし」か「こまめに切る」
- フィルターの掃除は定期的に
- 使わない時間はコンセントを抜く
- エアコンを使う前に部屋の空気を入れ替える
- カーテンを断熱効果のあるものにする
- 観葉植物「リュウビンタイ」を置く
- 室外機カバーを付ける
どうしてもエアコンが必要になる3~4カ月、消費電力を出来るだけ抑えつつ、熱中症などにも気を付けながら、乗り切りましょうね!